オヤジ化するバイク乗り、ギターキッズ、そしてサーファー

バイクの売り上げが、どんどん落ちているらしい。
我々の若いころは、16歳になるとバイク免許(原付〜中型)を取得していたものだけれど、最近はそうでもないのかもしれない。ウチの高一の息子も、免許取りたいなどと、言ったことがない。

都市圏と地方では、傾向に違いがあると思うけれど、いわゆる自動二輪車の購入に関しては、ビッグスクーターなどを除いて、たしかに、台数が減っているように思える。思うに、今のバイクは高すぎるのではないかな。自分たちの高校生のころは、バイトを続けていれば、なんとか買うことが出来た(30万〜40万くらい)。でも、今は60万、70万と、軽自動車に手が届きそうな値段だから、気軽にバイトして買うって感じでもないだろう。物価の上昇や、高性能化に伴っての値上げだろうけれど、ちょっと上がりすぎって感じがする。
そこで出てくるのが、オヤジライダーらしい。昔乗っていたひとが、余裕が出来て再購入する「リバイバル型」と、年くってから目覚める「晩年目覚め型」の二種類だろうと思う。そもそも、18歳以下の若者以外、絶対的な必要性が生じないものだから、値段が高くなれば、そうなってしまうのだろう。でもね、バイクは若いうちに乗っておいた方がいいと思うな。若いうちに、バランスだとか乗り方を体得しておいたほうが、怪我しにくいと思うのね。バイクって、たまらなく爽快な乗り物で、乗ってしまうとついつい無茶しがちになる。それを、年くってから初めて体感してしまうと、年食ってんのに無茶するライダーになってしまうでしょ。年食ってるから、無茶しないだろうとか思うのは甘い。
しかし、バイクがオヤジ趣味に分類されてしまうのは、ちょっとかっこわるいなぁ。
同じように、オヤジ趣味化しつつあるのが、ギターらしい。これは完全に円高の影響だろう。だって、昔は1ドル360円だったんだから、そのころ輸入物のギターなんて、絶対に買えなかった。憧れのガラスケースの中に鎮座していたギターが、今は買えちゃうんだから、買っちゃうでしょう。それに、オークションなんかもあるしね。中古で手ごろなのが、ゴロゴロしてる。いい時代になったもんだ。

きわめつけは、サーフィン。
これは、ちょっと意外。たしかに、楽しそうだけれど。
これは、ブーム的要素なのかな。去年映画もあったしね。http://www.ntve.co.jp/lotl/lotl-top.htmライフ オン ザ ロングボード [DVD]
外資の会社にいたころのボスは、やはり40代だけど、現役サーファーだ。都内にマンションあるけれど、サーフィン用に海辺に別荘を持っている。誰よりも早く海に入って、誰よりも遠くまでパドリングして、日の出とともに波に乗れるのは「Thanks Godの世界だぜ」って言ってたなぁ。彼は、外見もかっこいいし、ポルシェとハーレーに乗ってて、現役サーファーとしてあまり違和感が無いのだけれど、この前テレビで見た人たちは、違和感だらけだったなぁ(笑)